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兵庫県西脇市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを手掛ける工務店「松岡住研」です。
「スタディスペース」という言葉を最近よく耳にするようになりました。新築やリフォームを考える際、子どもの学習や自宅での仕事のためにスタディスペースを設けたいと考える方が増えています。しかし、スタディスペースとは具体的にどのような空間なのか、どんな配置や間取りが最適なのか、注意すべきポイントなどを知らない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、スタディスペースの基本的な概念や役割、間取りのポイント、注意点について詳しくご紹介します。
1. スタディスペースとは?
1-1:スタディスペースの定義
スタディスペースとは、家の中で勉強や仕事をするために設けられた専用の小さなスペースを指します。主に子どもの勉強場所や、リモートワークを行うためのスペースとして利用されることが多いです。リビングやダイニングの一角に設けられることもあれば、個別の部屋として設計される場合もあります。
従来、子どもが勉強する場所といえば、子ども部屋に置かれた学習机が一般的でしたが、最近では家族の目が届く場所にスタディスペースを設置する家庭が増えています。これは、家族と共に過ごしながら集中して学習や仕事ができるというメリットが大きく影響しています。
1-2:なぜスタディスペースが注目されているのか?
スタディスペースが注目される理由の一つには、生活スタイルの変化があります。特に新型コロナウイルスの影響により、リモートワークやオンライン授業が広がり、自宅での学習や仕事の需要が高まったことが背景にあります。
また、子どもがリビングなどの家族が集まる場所で勉強をすると、親がサポートしやすく、子どもの学習意欲を高める効果があると言われています。リビングで過ごす時間が多い家族にとっては、リビングに併設されたスタディスペースが最適な選択肢となりやすいのです。
子ども部屋で勉強すると、どうしても家族とのコミュニケーションが減りがちですが、スタディスペースは勉強の場であると同時に、家族の絆を深める場にもなります。お子様が成長して使わなくなった後は、ディスプレイコーナーや書斎として、多用途に活用できるのも魅力です。
2. おすすめのスタディスペースの間取り
スタディスペースの設置場所や間取りは、家族のライフスタイルや家の広さによって異なります。以下では、具体的な間取りのアイデアをご紹介します。
2-1:リビングやダイニングに併設するスタディスペース
最も人気のある間取りは、リビングやダイニングの一角にスタディスペースを設ける方法です。家族がリビングでくつろいでいる間、子どもがスタディスペースで勉強することで、親が自然に見守りながらサポートできるという利点があります。また、家族と同じ空間で過ごすため、安心感がありつつも、集中して作業に取り組める環境を提供します。
この場合、スタディスペースは壁際にカウンターデスクを設置したり、小さなデスクを配置するなど、コンパクトながらも機能的なデザインにすることがポイントです。収納スペースも一緒に設けて、教科書やノート、文房具などを整理できると便利です。
2-2:階段下や廊下の隅を活用したスタディスペース
限られたスペースを有効に活用したい場合は、階段下や廊下の隅などのデッドスペースをスタディスペースにする方法があります。これにより、家全体の空間を無駄なく活用し、作業専用のスペースを確保することができます。
特に階段下は、デッドスペースになりやすい場所ですが、天井が低くても小さなデスクを置けば十分にスタディスペースとして機能します。このような設計は、家全体のデザインと調和させることで、違和感なく自然に取り入れられます。
2-3:吹き抜けやロフトを活用したスタディスペース
吹き抜けやロフトなどの開放的な空間にスタディスペースを設けるのも一つの方法です。特にロフトは、家の構造上使いづらいスペースですが、そこに小さなデスクや椅子を設置することで、集中力を高める静かなスタディスペースが作れます。
また、吹き抜けの上部に設置されたスペースは、リビングやダイニングと視覚的に繋がりつつも、ある程度のプライバシーが確保されるため、仕事や勉強に集中しやすい環境を提供します。
2-4:子ども部屋に設けるスタディスペース
リビングにスタディスペースを設置する余裕がない場合や、子どもが大きくなってからのプライベートな学習環境が求められる場合、子ども部屋に専用のスタディスペースを作るのも良い方法です。子ども部屋に設置する場合は、机と収納スペースのバランスを考え、学習に集中しやすいレイアウトにすることが大切です。
また、成長に合わせて家具やデスクの高さを調整できるよう、柔軟なデザインを取り入れると長期間にわたって使いやすくなります。
3. スタディスペースの注意点は?
スタディスペースを設ける際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。以下では、失敗しないための重要な注意点を紹介します。
3-1:光の取り入れ方
スタディスペースで最も重要なのは、明るく快適な作業環境を確保することです。自然光が入る場所にデスクを配置するのが理想的ですが、場所によっては窓がない場合もあります。そうした場合は、十分な照明を設置することが必要です。特に、勉強や読書の際に目が疲れないよう、適切なデスクライトを選びましょう。
また、直射日光が当たる場所にデスクを置くと、日差しが強すぎて逆に集中しづらくなることがあります。カーテンやブラインドを活用して、光の調整ができるようにしておくと良いでしょう。
3-2:収納スペースの確保
スタディスペースは、狭い場所に設置されることが多いため、限られたスペースでいかに効率的に収納を確保するかが重要です。デスク周りに収納棚や引き出しを設けることで、必要な教材や文房具を整理整頓しやすくなります。また、収納が十分にないと、スペースが散らかりやすく、集中力が損なわれる原因にもなります。
特に子どもの場合は、学年が上がるにつれて学用品や教材が増えるため、将来的な収納の増加も考慮したデザインが求められます。
「スタディスペースを作ったけど、結局使わなかった…」そうなってしまわないために、カバンやランドセルなどをしまえる収納も備え付ける、どのように使いたいかお子様の意見を取り入れるなどの工夫も大切になります。
3-3:コンセントの数と配置
スタディスペースを設ける際に、忘れてはいけないのが「コンセントの数と配置」です。最近では多くの小学校の授業でタブレットを使用しており、もちろん充電等必要になってくるかと思います。どのようなデバイスを使用するのか把握したうえでコンセントを取り付けないと、コンセントの数が足りない、コンセントの位置がデスクから遠い、など不便な上に延長ケーブルの使用でケーブルが邪魔になってしまいます。事前にどの機器を使うかを想定し、必要な数と位置を考えておくと良いでしょう。
まとめ
スタディスペースは、子どもの学習や大人のリモートワークに欠かせない、現代の生活において重要な要素となっています。リビングやダイニングに併設するスタイルから、ロフトやデッドスペースを活用するスタイルまで、間取りや設置場所はさまざまですが、家族のライフスタイルに合ったレイアウトを選ぶことが大切です。
スタディスペースを設ける際は、明るさや騒音対策、収納スペースの確保に注意し、快適で集中できる空間作りを心がけましょう。しっかりと計画を立て、家族全員が利用しやすいスタディスペースを実現することで、より充実した学習や仕事環境を提供できるはずです。
また、勉強のみだけでなく、アイロンがけなど、子供だけでなく家族全員が使えるように将来を見据えて、コンセントの配置や収納の位置、デスクの大きさなどにこだわるのもいいかもしれません。
松岡住研について
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