その配色で大丈夫?知っておきたいインテリアカラーコーディネートのポイント

こんにちは!

兵庫県西脇市で注文住宅、リフォーム、リノベーションを手掛ける工務店松岡住研です。


お部屋の配色でおしゃれに見えたりダサく見えたり、一つ一つの家具を高級でおしゃれなもので揃えても配色を間違うととってもダサく見えてしまいもったいないです。

かといってどのような配色で置くといいのか難しいですよね。インテリアのカラーコーディネートは、空間の雰囲気や居心地に大きな影響を与えます。色の選び方ひとつで、部屋の印象は大きく変わります。ここでは、知っておきたいインテリアカラーコーディネートのポイントを詳しく解説し、理想の空間を作り上げるためのヒントを提供します。



1. 基本的なカラー理論を理解する

カラーコーディネートを行う上で、基本的なカラー理論を理解することが重要です。色は大きく分けて「暖色」「寒色」「中性色」の三つに分類されます。


暖色(赤、オレンジ、黄色など): エネルギーや温かさを感じさせ、活気のある雰囲気を作り出します。

寒色(青、緑、紫など): 落ち着きや静けさを表現し、リラックスできる空間を演出します。

中性色(白、黒、グレー、ベージュなど): 他の色と組み合わせやすく、全体のバランスを取るのに役立ちます。



2. 色の持つ心理的効果を考える

色にはそれぞれ心理的な効果があります。これを意識して選ぶことで、目的に合った空間を作ることができます。


: 情熱や興奮を感じさせる色。ダイニングやリビングに使うと、活気が生まれます。

: 冷静さや安らぎを与える色。寝室や書斎に使うと、リラックスしやすい環境を作ります。

: 自然や癒しを象徴する色。室内に緑を取り入れることで、心身のリフレッシュを図れます。

黄色: 幸せや明るさを感じさせる色。キッチンや子供部屋に使うと、楽しい雰囲気が生まれます。



3. カラーパレットを作る

インテリアコーディネートを行う際には、カラーパレットを作成することが有効です。これは、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーを組み合わせたものです。


3-1:インテリアの印象を決める「配色の黄金比率」とは?

お部屋のカラーコーディネートを考える時は、次の3つのカラーを選びましょう。

ベースカラー: 部屋の大部分に使う色。壁や大きな家具などに適しています。

アソートカラー: ベースカラーを補完する色。カーテンやラグなど、中程度の面積で使います。

アクセントカラー: 小さな面積で使う色。クッションやアートなど、視覚的なアクセントを加えます。

例)

・ベースカラー(白い壁紙とカーテン)

・アソートカラー(ブラウンの床材と家具)

・アクセントカラー(ネイビーのクッションとインテリア小物)

といった組み合わせが考えられます。

配色には黄金比率があり、「ベースカラー:アソートカラー:アクセントカラー」の割合は「7:2.5:0.5」もしくは「6:3:1」がいいと言われています。

インテリアカラーコーディネートを早速紹介させていただきます!


3-2:ナチュラルインテリア

王道のナチュラルインテリア。

失敗したくない方や、どのように合わせたらいいか分からない方などにおすすめのナチュラルインテリアは、合わせやすい配色なので挑戦しやすく、また家具を買い足す時もどのような色を買えばいいのか分かりやすいですね。

・ベースカラー(壁紙のホワイト)

・アソートカラー(床や家具のライトブラウン)

・アクセントカラー(観葉植物のグリーン)


3-3:モダンインテリア

かっこよくスタイリッシュな雰囲気のモダンインテリア。

先ほど紹介したナチュラルインテリアのアソートカラーの色とほぼ同じ色ですが、ベースカラーとアクセントカラーを変えることで、ここまで雰囲気ががらりと変わるんです!

・ベースカラー(壁紙や床のグレー)

・アソートカラー(テーブルや棚のライトブラウン)

・アクセントカラー(イスや照明のブラック)



こちらもスタイリッシュな雰囲気のお部屋です。

少し暗くて見にくいですが、ベースカラーとアソートカラーは白やグレー、黒などの無彩色なため、アクセントカラーがぱきっと映えますね。

・ベースカラー(床やチェスト、枕等のホワイト)

・アソートカラー(布団カバーやクローゼットの扉の濃いグレー)

・アクセントカラー(奥の壁やクッションの濃いくすみグリーン)



4. トーンやシェードを考慮する

同じ色でも、トーンやシェードによって印象は大きく変わります。トーンとは色の明度や彩度の違い、シェードは色に黒を加えたものを指します。これをうまく組み合わせることで、深みのある空間を作ることができます。


トーンオントーン: 同系色の異なるトーンを組み合わせることで、統一感を持たせた洗練された印象を与えます。

コントラスト: 明るい色と暗い色を組み合わせることで、空間にダイナミックさを加えます。


5.色の組み合わせのルールとは

色の組み合わせのルールを知れば、インテリアをより素敵に魅せることができます。色には色相環というものがあり、色相を環状に配置したもので、色を体系化する時に用いる方法の一つです。色は光の波長の違いによって、赤・橙・黄・緑・青・紫というように連続的に変化して知覚されます。これを連続的に配列し円環状にしたものを、色相環といいます。

隣り合った色を類似色、正反対にある色を補色と言います。インテリアカラーコーディネートも色相環を使って配色すると、まとまった部屋にすることが出来るんです。

それでは、4つの組み合わせを紹介します!



5-1:同系色

同系色とは、色相(色の種類)が同じもしくは隣で、明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)だけが違う色の組み合わせのことです。

同系色でまとめると、落ち着いて穏やかな印象や、洗練された印象を生み出すことができます。



5-2:類似色

類似色とは、色相(色の種類)が近い色の組み合わせのことです。

赤とオレンジ、オレンジと黄色、黄色と緑、緑と青、青と紫、紫と赤などです。

類似色同士なら、鮮やかな色を使っても、インテリアにまとまりが生まれます。


5-3:補色

補色とは、色相(色の種類)が正反対の色の組み合わせのことです。赤と緑、オレンジと青、黄色と紫などです。補色を取り入れると、ドラマチックで印象的なインテリアになります。ただし、同系色や類似色と比べると難易度が高いため、インテリア小物などで小面積から取り入れると良いでしょう。



5-4:トーン

色には「淡い」「鮮やか」「くすんでいる」などトーンがあります。トーンを揃えることで、いくつかの色を組み合わせても、空間にまとまりが生まれます。白、グレー、黒などの無彩色でトーンを合わせるのもきれいにまとまります。




6. ライティングの影響を考える

照明は色の見え方に大きな影響を与えます。自然光や人工光によって、同じ色でも印象が変わることがあります。昼間は自然光が強く、色が鮮やかに見えますが、夜間は照明の色温度によって変わります。カラーコーディネートを考える際には、実際の照明の下で色を確認することが重要です。



7. 素材やテクスチャーとの組み合わせ

色だけでなく、素材やテクスチャーも重要な要素です。同じ色でも、素材によって印象が異なります。木材や布、金属などの質感を考慮しながら、全体のコーディネートを行うことで、より魅力的な空間を作ることができます。


ナチュラルな木材: 暖かみがあり、リラックスした雰囲気を与えます。

金属のアクセント: モダンで洗練された印象を与え、シャープさを演出します。



8. 使用する部屋の用途に応じた色選び

部屋の用途によって、適切な色の選び方が変わります。リビングやダイニングでは、家族や友人とのコミュニケーションを促すために暖色系が効果的です。一方、寝室や書斎では、リラックスできる寒色系を選ぶと良いでしょう。



9. トレンドと個性を取り入れる

インテリアの色のトレンドは年々変わりますが、自分自身のライフスタイルや好みを反映させることが重要です。トレンドを取り入れつつ、自分の個性を表現できる色を選びましょう。たとえば、流行の色をアクセントとして取り入れる方法があります。



まとめ

インテリアのカラーコーディネートは、空間の雰囲気や居心地を大きく左右する重要な要素です。基本的なカラー理論を理解し、心理的効果や素材との組み合わせを考慮しながら、自分らしい空間を作り上げることが求められます。インテリアの仕上がりをイメージしながら家づくりを進めましょう。

壁紙などのベースカラーは白がポピュラーですが、最近ではライトグレーも人気になってきており、ニュアンスのある空間に仕上がります。ただし、ベースカラーが暗いと空間が狭く見えることもあるため、注意しましょう。



長く暮らすうちに、好きな色や好きなインテリアが変化することもあるので、アクセントカラーは、カーテンやインテリア小物など取り換えやすいアイテムにするのがおすすめです。

配色のポイントを押さえつつ、こちらの記事を参考にインテリアカラーコーディネートを楽しんでください。



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